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読み始めたら止まらない ! 大河解説ロマン ガラスの改稿 狼少女ジェーン 16 嵐の開演初日編 1 |
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〜 ガラスのように もろく壊れやすいシナリオ ひとはみな素顔を隠して それをえがく 〜 |
第11章 紫の影 17 狼少女ジェーン 16 嵐の開演初日編 1 |
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2006/06/02 作成 06/06/04 更新 注釈追加 06/06/16 更新 解説、注釈の追記と記述の修正
あらすじ
速水英介と真澄の会話で鷹宮紫織との婚約への進行は『紅天女』上演の目途が 立つ翌年の春以降まで凍結される事となった。 一安心した真澄は「忘れられた荒野」の上演劇場雨月会館に陣中見舞いを贈った。
黒沼龍三はガラクタ置き場で調達した舞台装置の設置が終わった後、マヤに 「これから本物の生きた芝居がはじまるんだ」と宣言した。
舞台衣装や小道具も届き、役者たちやスタッフたちの意気も揚がる中、いよいよ 「忘れられた荒野」公演の初日が迫ったが、折悪しくも台風9号が関東に接近。
交通機関の運休や道路封鎖の為、公演に駆けつけようとする麻生舞や姫川亜弓も 立ち往生を余儀なくされるが、速水真澄は車を降り歩いて雨月会館へ向かった・・・
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花とゆめ1985年18号(連載217回)
風が逆巻き紙くずや木の枝が舞い飛ぶビル街 コミックス32巻81p-1 ゴオオオ・・・ ──────────────────────────────────────── |
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中央奥にシャッターを下ろしつつ路上の子供を呼ぶ魚谷商店のおかみさん 78p-3 「台風がくるんだからね」 「はやく家の中におはいり !」 ガラガラ 目線方向には喜んでいる(と思われる^^;)子供 歩道にはコートの襟を立てた歩行者たち
歩行者の足元 (縁石で区切られた車道には雨水が川のように流れている) ザアァ
合羽を着てランプをかざした人とハンドマイクで叫ぶ人 (警官ではない服装) 「ここから先は通行止めです」 「Uターンしてください!」
黒塗りの車の脇に立つ心配げな運転手 * ゴオオオ 「真澄さま」
風雨の吹きすさぶ街路 ゴオオオーーー
*90p-2の絵にそっくりだが運転手の頬骨がより窪んでおり唇も厚いのでホークスの王監督 の似顔絵のような風貌です・・・(^_^;) 90p-1の真澄の後姿はコミックスでの加筆。
コミックスでのこの場面の台風描写に挟み込まれた、時間推移のコマと親類に電話する役者たち (76p、77p)や黒沼龍三とマヤのコマ(78p-1)、マヤとサクラコージのコマ(79p、80p)、また真澄 と冴子の会話シーン(81p、82p)のコマなどはすべて新規に描いた加筆です。 (台風シーンの合間に前回描かれた亜弓と舞のエピソードも加えて細かく再構成しています^^;) ──────────────────────────────────────── |
子供の頃の私には台風の接近 に伴う強風は楽しみの一つで、 よく自転車の背中を風に押しても らって猛スピードで疾走して遊ん でいました。 また風に逆らって前に進む時は あたかも仮面ライダーになった かのような気分でした。・・・(^_^;) |
黒雲の垂れ込める歩道を歩く真澄 車道の向こうには中層の建物と街灯、右手の公園の木々の 枝が風に煽られて歩道の真澄の頭上に覆いかぶさっている 引きの絵(周囲に車も人影もない) ビョオオオ 92p-1
前かがみで歩く真澄の足元 92p-2
コートの襟をつかんで前のめりで歩くずぶ濡れ薄目の真澄 アップ 92p-3 ゴオオォ ──────────────────────────────────────── |
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前髪が乱れた真澄の目元 大アップ 真っ黒バックに細かいフラッシュのモノローグ 93p-1 (マヤ・・・!)
暗雲垂れ込める雨月会館 アオリ 91p-1※ ゴオオオ そのコマにカットインしてTVアナウンサーのコマ 91p-2* {台風9号はいぜんとして風力おとろえず関東一円に暴風雨注意報が出されています}
右手前に頬汗マヤの横顔アップ 奥にテレビに集まる役者たち(アンのみ識別可) 91p-3* {また 首都圏のバスは前面運休} {国鉄 私鉄各線とも・・・}
右奥に6:28を示す時計を見る助手 汗一滴 左手前に青筋頬汗唇噛みの黒沼龍三 91p-4☆ 「黒沼先生 もう開演の時間です」 「どうしますか?」 「一人でも客がくれば上演するとおっしゃっていましたがまだ誰も・・・」 「うむ・・・」
※このコマの上にあった真澄のコマはカットされ、その分上空の雲の描写を加筆しています。 書き文字が中途半端な位置から書かれている事と、空中にはっきりと横線があって、その上下で 明らかに絵の質感が違うので一目瞭然ですね・・・(^o^;) *この号ではアナウンサーのセリフは放送音声を表すフキダシになっています。 ・・・(^_^;) ☆連載時原稿では黒沼龍三の後ろ頭まで描かれていたのですがコミックスでは絵の幅がすべて 収まりきらないのか、頬汗の部分までしか印刷されていません。
見比べていただくとすぐわかりますがこのページはひとつ前のページと順番を入れ替えています。 ──────────────────────────────────────── |
注:国鉄とは現在のJRのこと です・・(^_^;)
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幕が下りたままの雨月会館の場内風景 93p-2 ガラン
真っ黒バックに真っ白頬汗つるはし男、頬汗バイク男、うつむき婦長、弱り顔雑魚キャラ 93p-3 「初日に台風だなんて・・・」 (雑魚キャラは端っこなのでコミックスでは印刷されず) 「前の道路も通行止めになったぜ」 「こんな日にいったい誰がおれ達の芝居をみにきてくれるというんだ・・・ !」
右手前に汗一滴弱り顔の講師(医者役) 左にガウンを着た汗一滴の笑顔マヤ ふと・・・ カット 「審査員の先生方にも一人もきてもらえないんじゃ この芝居が芸術祭で認められるなんてありっこないな」 「ううん 舞台ははじまったばかりよ」 「千秋楽までには誰かみにきてくれるわ きっと・・・ !」
頬汗唇噛みのマヤ 思いつめた感じのアップ メラメラ背景(炎がメラメラといった感じ^^;) カット 「そうよ きっと・・・!」 「可能性があるあいだは希望は捨てないわ・・・!」
万年筆をささげ持つ両手の平 真上からの俯瞰構図(マヤの視点から) カット (紫のバラのひと・・・)
右掌に乗せた万年筆に左手の指を添えてそれをみつめる頬汗マヤ 八方放射の光 カット (くじけそうになるあたしに勇気を与えてください・・・ !) (いつでもどんなときでもあたしを励ましつづけてくれた大切なあたしのファン・・・)
※このページのマヤのモノローグはフキダシ無しですが、便宜上括弧で括っています・・・(^_^;) 万年筆にかかわるエピソードはコミックスでは当然ストーリーからカットされています。 その分の補完として93p-4と94pにマヤの横顔のモノローグシーンを加筆しています。 (聖唐人から貰った紫のバラを胸に抱えて涙ぐむ場面) |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これ以後は上演中止間際の真澄の登場に引き続いてマヤと真澄の掛け合いと上演準備の為 の化粧シーンになりますが、コミックス105pの開幕まではほとんど改稿はありませんので途中の 情景記述を簡略化します。
ここまでのコミックスでの主な変更点は台風描写に絡んで、各キャラクターの心理やそれぞれの 状態の描写を細かく再配分した部分と、前回の「開演前日の風雲編」でボツになった“紫のバラと 万年筆”のエピソードに絡むセリフや場面を描き直したということです。
注釈でたくさん触れている通りエピソードの順番を前後させている部分はあるものの他にはカット されたストーリーがあるわけでもなく、ここまでは大筋は変わっていません。
絵の描写についても前回のような台風の威力の増強などもなく、筋運びの僅かな変更に伴う 加筆を除いて特にストーリー展開上の加筆などもありません。
連載時原稿では亜弓や舞が出発する時点から徐々に風雨が強まっていくといった経過をキャラ の背景描写として盛り込んでいましたが、コミックス75p-5、76pで台風の影響の接近を時間推移 コマの形で表現し、新たに関係者が親類に連絡する場面を描いたので時間の経過と台風の接近 を描く事よりも、むしろこの舞台に駆けつける真澄の悲壮な姿を連載時原稿よりも強調する目的で、 来場を断念する舞と亜弓のエピソードを対比の対象としても使ったのでしょう。
舞にも亜弓にも嵐をものともせぬ気迫と観劇への強い動機がありましたが、それでも断念せざる を得なかったのに、真澄は人影の失せたビル街を傘も差さずに歩いて駆け付けたわけですから その情熱は常識はずれだったという事で、マヤと真澄の運命的な出来事「青いスカーフ」事件 への伏線を強化したのだと思います。
というわけで、風雨の描写を強めた理由はコミックスでの情景の統一感を取る事もさることながら、 むしろ今後の真澄とマヤのエピソードをドラマチックにする目的が強かったのでは? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
っていうか傘は差せないだろっ ! ・・・ヽ(`д´ミ)/ |
このページはそのままコミックス95pに採用されています。
真っ黒バックに右手で握った万年筆を胸に目を閉じたマヤ 奥に2コマまたぎで桜小路の立ち姿 (きょうの初日・・・) ベタフラッシュモノローグ (誰よりもあなたにきていただきたかった・・・)
真っ黒バックに立つ頬汗サクラコージ (目線はマヤからそらしている) ベタフラッシュモノローグ (マヤちゃん・・・)
腕時計を見る頬汗黒沼龍三 汗一滴 フラッシュモノローグ (6時半・・・! 開演か・・・!) (しかたがない・・・!) 同じコマで役者たちの前に立って語る黒沼龍三 俯瞰 「みんな残念だがきょうの初日の舞台は・・・」
僅かに開いた劇場の大ドア カタン
マヤ ふと・・・ キイー・
ずぶ濡れのズボンの足元
手前に黒沼龍三の横顔 奥に並んだ雑魚キャラ三名の横顔
! びっくりするマヤ 巨大びっくりマーク 放射線背景 ──────────────────────────────────────── |
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ずぶ濡れ真澄の特大アップ
両手で観音開きのドアを左右に開いたびしょ濡れ真澄の立ち姿 アップ *
びっくり顔のマヤ 大アップ フラッシュモノローグ (速水さん・・・!) 同じコマで 中央の通路に立つ真澄 周囲に雑魚キャラの役者たち 「どうしたんです? みなさん」 「上演時間のはずですが・・・」
このページは見開きの2ページが縦3コマで構成されており、*印のコマは見開き2ページに またがっている。(3コマともコミックス96p、97pにそのまま採用しています) なお、コマが両ページにまたがっている為ページの切り替わりを示す罫線は入れていません。 ──────────────────────────────────────── |
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このページはコミックス98pと同じ。(よって情景描写は簡略化・・・^^;)
コートを広げるずぶ濡れ微笑み真澄の立ち姿 「それともぼくは開演時間をまちがえましたか?」
奥に寄り眼口半開きの雑魚キャラ2名 手前に青筋頬汗口半開きマヤ ベタ背景 「すごい・・・」 「ずぶぬれ・・・」 (速水さん・・・)
背もたれにコートを掛ける手 パサ
びしょ濡れ真澄の表情のアップ 「どうぞ 舞台を・・・!」
劇場の中ほどの是席に座った真澄 手前の席の背もたれに掛けられたコート ★
★ここで真澄の座席の一列前の席の背もたれにかけられたコートがこの後の連載時原稿では 描き忘れられていたのですがコミックスでは加筆修正しています。 ──────────────────────────────────────── |
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このページはコミックス99pと同じ。(よって情景描写は簡略化・・・^^;)
頬汗マヤ 汗一滴でアップ 隣に頬汗黒沼 汗一滴 (速水さん・・・!) 「そ・・・ そうだったな・・・!」
天井に突き上げた腕 「よし! みんな開演だ!」 「舞台へあがれ・・・!」
沸く役者たち つるはし男、バイク男、店員と雑魚キャラ3名 わっ
右奥に所在無げなマヤ 前後に汗一滴ずつ 左手前に真澄の横顔 ふと・・・ 「速水さん・・・」 「なぜこんな日にあたし達の芝居に・・・」 ──────────────────────────────────────── |
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このページはコミックス100pと同じ。(よって情景描写は簡略化・・・^^;)
真澄のアップ 「きみが招待してくれたのはきょうじゃなかったのか?」 「おれは約束は守るといっただろう・・・!」
青筋頬汗の乗り出しマヤ 奥にサクラコージ汗一滴 「約束・・・!?」 「あたしとの約束のためにきょうこんな台風の中を・・・ !?」 「そんなにずぶぬれになって・・・!?」 「どうして・・・どうしてあなたがそんな・・・!」 「いこうマヤちゃん 芝居がはじまる・・・!」
ハンカチで髪を拭く真澄 「いきたまえ チビちゃん」 「おれは舞台の上のきみをみにきたんだ・・・!」
頬汗マヤ 後方にサクラコージ (速水さん・・・!) 「さ! マヤちゃん」
胸の前の両こぶし 「ええ・・・」 「ええ みていてください速水さん・・・」
青筋頬汗マヤ 「あたしのジェーンを・・・」 「あたし達のお芝居を」 ──────────────────────────────────────── |
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このページはコミックス101pとまったく同じ。(よって情景描写は簡略化・・・^^;)
頬汗マヤの横顔アップ 奥に着席した真澄 「あたし・・・」 「あたしきっとあなたに恥ずかしくない狼少女を演ってみせますから・・・ !」
真澄アップ 八方放射の光 「その言葉を覚えておこう チビちゃん」 「もし途中できみがへたな芝居をしたらおれは容赦なく席をたつ・・・・・・ !」 「いいな そのつもりでいろ・・・!」
頬汗マヤ 汗一滴のアオリ 八方放射の光 「ええ・・・・・・! 速水さん」 「ええ・・・!」
駆け出すマヤ ハッとするサクラコージ 俯瞰 「マヤちゃん・・・!」
髪から水の滴る真澄 「マヤちゃん・・・!」 ──────────────────────────────────────── |
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顔に顔料を塗るマヤの大アップ フラッシュモノローグ (マヤのモノローグは3コマまたぎ) (わからない・・・!) (速水さん あたしあなたがわからない・・・!) 同じコマで下方に黒沼龍三と役者たち 「みんな! 用意はいいか!?」 「はい!」 (仕事のためならなんでもやる冷酷な男・・・!) (母さんを死に追いやった仇・・・!) 32巻102p-1※
黒沼龍三と音響係 102p-2 「照明! 音響! スタンバイ!」 「OKです! 黒沼先生!」 (あたしがあなたを憎んでいるようにあなたもあたしを嫌っているはず・・・ !)
劇場の天井 (そうでしょう 速水さん) (そうなのでしょう) スウ・・・ 場内の照明が落ちる音・・・(^_^;)
※このコマのマヤの最後のモノローグ(母さんを死に追いやった仇・・・ !)というセリフには、連載 時原稿では「あだ」というルビが振られていましたが、コミックスでは「かたき」というルビに変更に なっています。 ──────────────────────────────────────── |
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丸めた台本 かつらを持ったマヤ 同じくブロンドのかつらを持った男優 汗一滴 「用意はいいな ジェーン」 「はい」 「おれ姉狼のシルエット役ね」
かつらをかぶったマヤ ベタ背景 頭に八方放射の光
肌色の衣装を身に着けたマヤの立ち姿 強調放射線背景
バイク男と 雑魚キャラ ドキ
ふたりの後姿なめて奥にマヤ 「膚色の衣装をつけているとはいえ一瞬ドキッとするな」 「ホントに裸みたい」
マヤの後姿 (たったひとりの観客・・・) (それがよりによってあなただなんて)
袖口の幕をつかむ手 放射線背景 ギュ ──────────────────────────────────────── |
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マヤの横顔アップ フラッシュモノローグ 104p-1 (最後までその席を動かないでください 速水さん・・・ !) (みていてください あたしのジェーンを・・・!) (あたしの狼少女を・・・!)
場内の座席に座った真澄 その部分だけ白抜きのスクリーントーン 104p-2★ (なぜきょうきたのですか・・・・・・!?) (速水さん・・・!)
★上の項目で述べた通り真澄のコートが連載時原稿では描かれていませんがコミックスのこの シーンにはちゃんと描き加えられています。 ──────────────────────────────────────── |
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このページはコミックス105pとまったく同じ。(よって情景描写は簡略化・・・^^;)
幕が上がる スッ
ふと・・・ 上を見る真澄 ややアオリ
薄暗い舞台上部に吊るされた古タイヤ ウオオーーーン オオーーーン
客席の真澄の後姿越しに舞台の全景 オオオーーーン オーーーーン ──────────────────────────────────────── |
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コミックス106pにあたるスチュワートとビクトール男爵との会話場面のコマ割りには多少の再構成 と加筆があります。
真っ黒バックの左寄りにスポットライト (下のコマと2段またぎ) 「人間の尊厳・・・」 「ときみはいうのかね?」 (なぜかこの?は全角・・・^^;) 「スチュワートくん・・・」
真っ黒バックに上のコマからのスポットライトを浴びた男爵 その右側にスチュワート(網掛け) 「人間と生まれたからにはすべて人間として生きる権利がある・・・と」 * 「それが人間としての幸せなのだと」 「そうきみはいうのだね」
ビクトール男爵(古原 明)の後姿 106p-4 「人間が人間として生きる・・・とはどういうことだね?」 「洋服を着て靴を履いて歩き イスに座ってテーブルの上で食器を使って食事をする」 「家の中に住み人づきあいをし社会生活を営む」 「そんなことがそれほど大事なことかね?」
スポットライトの中のスチュワート立ち姿 (下のコマと2段またぎ) 106p-5 「人間の方が多少脳みそが大きいからといって」 「他の動物が幸せでないとどうしていえるかね?」
スチュワートの下半身 (上のコマには上半身) 106p-6 「人間さまが上等のスーツを着て豪華な家にすみ」 「車を乗りまわしているのをみたとして」 「インドのトラがそれをうらやましがると思うかね?」
連載時原稿では上下2段のコマ割りだった冒頭2コマの部分がコミックスでは上段横3コマ並び の形に変更されました。 *印のセリフのフキダシはスチュワートの方に向いているので視覚的にスチュワートの発言 である事を表現する意図だったのでは? コミックス106p-2のビクトール男爵の絵は場所を移動した以外は連載時原稿の絵とまったく同じ ものです。 (連載時原稿では左側に居たのだがコマ割りを変えたのでページの右側になった) また、このコマの右側のスチュワートの立ち姿全体がベタ背景の中にあって、更にスクリーン トーンを全身に施しているのであまりはっきりとは見えません。 これはビクトール男爵を強調するライティングと対照的にスチュワートを暗がりの中におく事で 舞台の雰囲気を視覚的に表現しようとしたものだと思いますが、コミックスではスチュワートの アップの表情にライトを当てているので、演出上の表現を変えたという事でしょう。 従って、コミックス32巻106p-3のスチュワートのアップは加筆された部分になります。 セリフ自体はまったく同じで順番も同じですが絵を変更したというわけです。 ──────────────────────────────────────── |
連載時原稿でもコミックスでも !や?などの記号は半角で書 かれるのが普通なのですが・・・ これも誤植の一種かも・・・(^_^;)
方向はスチュワートの方に向いて いるが、この場面の発言は全て ビクトール男爵ですので、あくまで 絵を見た印象で、スチュワートの 発言を男爵が引用している事を 表現したのではないかな・・・と 私が勝手に解釈したに過ぎない のですが・・・(^_^;)
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古タイヤが数本ぶらさがった真っ暗な天井 そこから下に伸びるスポットライト 「アフリカのライオンやキリンやサイが自分もそうしたいと思うかね?」 「広い草原や獲物の多いジャングルでのびのび暮らす方がよほど幸せだと思うことだろうて」
スポットの中のスチュワート アオリでややアップ (左横のコマ↓と2コマまたぎ) 「ですがジェーンは人間です」 「ビクトール男爵・・・!」
スポットの中のビクトール男爵 左手を中空で蠢かしつつ (右横のコマ↑と2コマまたぎ) 「人間の形をしている獣だ」 107p-2* 「スチュワートくん」
さめた表情のビクトール男爵 「若き人類学者スチュワートくん」 「きみはまだこの学問にかじりついたところだ」 「本の上でしか人間という動物をしらんのだ」 「いいか忘れちゃいかん 我々もまた人間という名の動物なのだ」
このページの左端には永田萌 新作画集「幻想旅行」の広告スペースがあります。
*このコマにはビクトール男爵の腰の辺りにコマの切れ目があるのですがコミックスでは その部分とフキダシで隠れていた男爵の左ひじを加筆しています。 (スチュワートとビクトール男爵は並んで立ち、どちらも客席に向いてしゃべっている) コミックス107p-1と107p-3はどちらも新規加筆の絵です。 107p-1の両者のセリフのやり取りがおかしいのはフキダシの配置が適切ではない為だと いうことがお分かりいただけるかと思います。 107p-3のスチュワートの反論は絵もセリフもコミックスでの加筆です。 ──────────────────────────────────────── |
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このページはコミックス108pとまったく同じです。(よって情景描写簡略化^^;)
ステッキに置いた手 「人間はその環境によって人間になっているにすぎんのだ」 「まったく人間のいない別の動物の環境に育てばそのものはもう人間ではない」
ビクトール男爵 「いいかね わしは動物学者として25年」 「動物のあらゆる生態を研究してきたのだ」 「人間だけ特別な生き物と思っちゃいかん」
右手前にスチュワート アップ 奥にビクトール男爵 「ビクトール男爵 動物学の権威であるあなたにおききしたいのですが」 「いったん野生の動物に育てられた人間の少女がふたたび 人間社会の中で人間として生きていくことは可能でしょうか?」 「ふむ・・・」 「その少女についての詳しい報告をしてくれるかね スチュワートくん」
真澄 ふと・・・ 俯瞰
濃いスクリーントーン背景に一筋のスポットライト ウオオーーンン オオーーン ──────────────────────────────────────── |
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ブロックの山の上のジェーン 舞台中央にスチュワートとビクトール男爵 周囲には他の役者たち オオオーーン 109p-1* オーーーン
スチュワートのアップ 僅かにアオリ 「1928年9月14日 カルパチアの山奥で 狼の群れの中に4つ足で歩く裸の二人の少女が発見されました」 オオ オオーーーン
*コミックス109pのこのコマは下方に拡大して劇場の客席を追加しています。 連載時原稿ではご覧のようにスチュワートのアップ場面がありました。 ──────────────────────────────────────── |
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このページはコミックス110pと同じ。(よって情景描写簡略化^^;)
ブロックの上のジェーン オオオーーーウ
ジェーン 大アップ ううーー
真澄 ! ──────────────────────────────────────── |
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奥にシルエットのジェーン 左手前に村人たち3名 111p-1* オオーーーーン 「いた! あれだ!」 「あの噂は本当だったんだ!」
空白コマ ドタバタ 「わー かみつかれる・・・!」 「そっちへいったぞ! 縄をかけろ!」 わーー バタバタ オオーーン 「狼っ子の首をしめるな 死んじまうぞ!」
左にムチを振るう見世物小屋の男(バイク男) 右手前 男の足元にジェーン 33巻6p-2※ 「さあさ よってらっしゃいみてらっしゃい!」 「世にもめずらしい狼少女だよ!」 グルル 「こんな見物は世界にひとつ」 「今世紀一番の奇跡だよ」
床を叩くムチ 「父親が人間 母親がオオカミ」 「その間に生まれた狼娘」 「四つ足で歩き生肉しか食べない!」 バシ 「月夜の晩には遠吠えして仲間を呼ぶよ」
*このコマの縮尺が左端と上方に伸びています、また村人の服の模様がコミックスでは描き直 されています。(縄を持った人物は変更なしですが、、真ん中の人物はズボンに横線を施し、 左端の人物は上着にベタを施しています) また、左端の人物の得物は柄の部分しか描かれていなかったのですが、穂先の鎌を加筆。
コミックス111p-2は新規に描いた加筆の場面です。 (空白コマのセリフと同じなので、その情景を描写したという感じです)
※この場面の見せ物小屋の男のムチのしなりを床を叩いたように描き変えてマヤのフラッシュ モノローグを追加し、月影先生が見に来た開演2日目の演技シーンとして転用しています。 ──────────────────────────────────────── |
連載時原稿のこの場面での ムチのしなりは上に振り上げた 状態のものです・・・(^_^;)
ムチはここで振り下ろされました ・・・(^_^;) |
真澄の横顔 アップ 「これが今話題の狼少女だよー」 「さあ みてらっしゃい!」
黒雲に包まれたビル街 新聞紙などが舞い飛んでいる ゴオオオ
床の蓆の前にうずくまるジェーン (向こう向き) 鐘の音が響いている 33巻8p-1※ 「姉の方が死にました」 「ずいぶん衰弱していましたから」 カーーーン コーーーン
軽く青筋の頬汗サクラコージ 放射線背景 「この狼少女の妹はただひとり血をわけた姉」 「唯一の仲間を失ったわけです」 はっ
白目のジェーン 顔にスクリーントーンの影を帯びた空虚な表情 アップ 33巻9p-4☆
※この場面も上のページ同様コミックスでは2日目の出来事に移植採用となりました。 ・・・(^_^;) (コマの大きさや形、そしてセリフは一致していませんが絵の内容は同じものです) ☆9p-1、2の腰が砕けるジェーンのコマは後のページ(このコンテンツの)から移植し、藤美社長 の驚きの表情(9p-3)のコマは新規加筆の上で、このコマの横幅を拡大し、髪の線も少し加筆し て採用しています。 (連載時原稿では顔の表情のみのアップでした・・・(^_^;) 当然ながらこのコマの下の紫織や理事長のコマも加筆、または移植です。 ──────────────────────────────────────── |
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真っ黒背景の左奥にサクラコージ フラッシュモノローグ 手前には四つ這いの 33巻8p-8★ 呆然とした白目ジェーン エクトプラズム様のぼやっとした光に包まれその光が上に伸びている そのジェーンの後ろには蓆がある (マヤちゃん・・・!)
口半開きで注目する頬汗真澄 ややアオリ 放射線背景 「む・・・!」
青筋頬汗のライティングスタッフたち 「おい・・・!」
微笑む黒沼龍三 フ・・
床を嗅ぐジェーンの横顔 (右向き) 33巻8p-2※ クンクン
床を嗅ぐジェーンの横顔 (左向き) 33巻8p-3※ クンクン
床を嗅ぐジェーン 俯瞰 33巻8p-4※ クンクン
★サクラコージと背後の蓆に覆われた姉狼の死体はカットし、ジェーンの絵のみを移植採用。 (ジェーンを包む光の感じは連載時原稿ではぼやっとした光が立ち上るような表現でした) このコマの上にある理事長、小野寺、亜弓の表情のコマは加筆されたものです。
※2日目の場面に移植採用されたこの3コマはコマ割りも絵の内容もまったく同じものです。 ・・・セリフはないので移植はし易かったのでしょう・・・(^_^;) ──────────────────────────────────────── |
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白目のジェーン やや俯瞰気味 (ジェーンはコマの下のほうにいる) キュン キュ・・・ン
白目のジェーン ややアオリ気味 キューーーン
白目ジェーンの横顔 アップ キュウーーーーン
白目ジェーンの目元の大アップ ややアオリ
真っ黒背景に白目のジェーン 上半身のアップ キュウウ - - - ン ──────────────────────────────────────── |
コマの上部は余白です。 (ジェーンの寂しさを強調する 空間配置かと・・・(^_^;)
このページはジェーンの悲しみ 一色でした・・・(T_T) |
腰を落とすジェーン 後姿 33巻9p-1 カタン
顔を床に落とす片白目の網掛けジェーン 33巻9p-2 トン
見開き右眼の真澄のアップ 放射線背景 (左目には上のコマの角がかぶっている)
スチュワート (青筋頬汗サクラコージ) 「妹狼の悲しみは深く 毎日 姉のいた所の匂いをかぎ けっしてそこから離れようとはしませんでした」 (マヤちゃん・・・!) ←フラッシュモノローグ 「そして食欲がなくなりまったく食べなくなりました」
頬汗含む助手2名 と劇場関係者と思しきスーツ姿の頬汗一名を含む男性2名 「なにを差しだしても食べません」 「水すら飲まず 日に日に衰弱していきます」 ザワ ザワ
真っ黒バックの空白コマに汗一滴 (この背景はこの後の2コマをまたぐ) 「人間でもこれほどの悲しみようはみたことがありません」 「20日がすぎてもまだなにも食べません」
真っ黒バックにスチュワート やや俯瞰 (スチュワートの影は反転して白く描かれている) 「水すら口をつけません」 (このフキダシのセリフはこの後のコマにもまたぐ)
真っ黒バックに青筋ビクトール男爵 やや俯瞰 (男爵の影も反転して白く描かれている) 「妹狼は死んでいるも同然でした」 ──────────────────────────────────────── |
少し上のページの注記で説明 しています・・・(^_^;)
この真澄のコマに上の2コマが カットインした形で配置されて いるという事です。 ・・・(^_^;)
このページのスチュワートの セリフは33巻10pの上段3コマ に転用されました。 ・・・(^_^;) 無論観客や舞の絵は新規加筆 ですのでこのページのジェーン の絵以外のカットは全てボツに なりました。 ・・・(^0^;)
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白目ジェーンの大アップ 33巻10p-4
真っ黒背景で床にうつぶせた放心状態の白目ジェーン 33巻10p-5
もやもやスクリーントーンの背景に真澄の左肩 (ここから3コマまたぎ) ※ (なんて表情だ チビちゃん・・・) (泣き叫ぶわけでもないのにジェーンの死ぬほどの悲しみが伝わってくる・・・)
頬汗真澄の息をのみながらの微笑げの表情 (髪はびしょ濡れのまま) ・・・(^_^;) ※ (野生の動物の悲しみ・・・) (無表情の表情・・・) (そんなものがあったのか・・・)
もやもやスクリーントーンの背景 (これらのコマの枠はジェーンのコマの黒背景と繋がるベタ) (これは演技なのか チビちゃん) (きみの芝居をみているとときたまこれが演技だということを忘れる・・・ !)
※このコマの絵によく似た構図と表情がコミックス32巻112p-3、4コマに描かれていますが絵も セリフも新規に描いたものです。 (移植や転用ではありません) また、セリフ運びそのものは開演2日目の亜弓のモノローグとして転用しています。(33巻11p-1) ──────────────────────────────────────── |
(なんて表情なの マヤ・・・ !) ── 中略 ── (そんなものがあったの・・・ !?) ・・・てな具合です。・・・(^_^;) |
このページのコマ割りは縦長の2コマ
びしょ濡れ真澄の上半身アップ フラッシュモノローグ 32巻113p-1 (その調子だ・・・!) (その調子で最後までおれをひきつけろ・・・!) (もし途中でヘタな演技をしたらおれは容赦なく席をたつ・・・ !)
場内座席の真澄 スクリーントーン背景の中でそこだけ白抜き フラッシュモノローグ 113p-2* (いいな チビちゃん・・・!)
*コミックスでは真澄の右前の席にかけたコートの絵を加筆しています。 このページの柱に美内先生のメッセージがあります。 舞台セットの研究に没頭してます。 資料がほしー ・・・とのことです・・・(^_^;) ──────────────────────────────────────── |
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マヤの薄黒目の横顔の大アップ フラッシュモノローグ (ここも縦長のコマ割り) 114p-1 (速水さん・・・・・・!) (たったひとりの観客・・・!) ウウ・・ (みていてください) (あたしのジェーンは今始まったばかりです・・・!)
上空に暗雲と風の渦巻く雨月会館の正面外観 アオリ ゴオオオ
柱言葉 たった一人の観客───真澄を前に、狼少女を演じるマヤ。 暴風雨の中、初日の舞台は進む────!! ・・・でした。
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ふ〜〜(^。^;) 今回の改稿も特にストーリー上の変更がないにもかかわらず検証が大変でした。
途中の解説で述べた事でこの号の改稿はほぼ語り尽くしているのですが、「嵐の開演初日編」は 4回に渡って掲載されたエピソードですからこれがその第一回ということになります。
この号の柱記事にはコミックス31巻が発売されている事が既刊紹介の形で書いてあります。 ですから、『イサドラ!』の初日までのエピソードで改稿の上描かれた、真澄とマヤに絞った形の ストーリー展開を受けて、この後の物語が進行する流れは出来ているはずです。
しかし、「紫のバラと万年筆」のエピソードは前回に続き今回も描かれているので、この時点では 32巻の改稿につながったプロットの変更はまだ具体化していないということです。
とはいえ、すでに33巻の冒頭にあたる開演二日目のエピソードにこの初日の場面が転用されて いるわけですから、改稿のツボが複雑化している事は明らかでしょう。
次回の「嵐の開演初日編2」はジェーンがローリー家にやってきたところから始まります。 ラスト近くで真澄とサクラコージのマヤを巡るトライアングルの伏線が構成されます。
今までにも伏線として幾度か持ち上がった話ですが、このところはなりを潜めていたシナリオが 前号で復活したことを受けて、またしてもここで持ち出されるわけです。
これらの事情から判断するに、美内先生の中でもこの時点では33巻終盤でマヤに悟られる“紫 のバラのひと”の正体と、34巻で明かされる真澄と英介の関係、そして第12章『紅天女』の流れ が決定的となるまでには至っていないという事ではないでしょうか。
そうした中で、連載時に出てきたアイデアや細かなエピソードから取捨選択された伏線が今後の 物語を構成する種として使えるかどうかを検討されているのでしょう。
連載作品というものは、その人気が続く間はストーリーを引き延ばして掲載誌の発行部数に寄与 する事を求められますので、やたらに遠回りをすることもあってどうしてもストーリーの焦点がぼけ てしまう事が多い為か、コミックス編集の段階で構成を見直す事によってそのドラマの焦点をもう 一度整理する必要があるのでしょう。
しかし、この改稿研究で今まで述べてきた通り、その再構成がかえってストーリーを壊す事もある ので、なかなか評価の難しいところです。 ・・・(^_^;)
今回の注釈で触れているコミックスでの開演2日目の来場者には月影先生の名もありますが、 実は連載時原稿の展開では、月影先生と小野寺、理事長などが来るのは開演6日目に客席の 座席配置を変えて演じられた新演出の日以降の出来事なのです。
というわけで、狼少女ジェーンの項目もいよいよ佳境に入ってきました。
次回もお楽しみに! (*^^)v |
おかげで検証が大変でした ・・・ ふぅ (^。^;)
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