〜 ガラスのように もろくこわれやすいシナリオ 人は素顔を隠して それをえがく 〜
★ よ う こ そ お 越 し 下 さ い ま し た ★ |
2006/01/14 UP 06/01/15 微修正
第11章 紫の影 スタートにあたって簡単なあらすじを書いてみます。
日帝劇場「ふたりの王女」公演は大成功のうちに幕を下ろそうとしていた。 速水家では当主英介に興行の成果見通しを報告する真澄の姿があった。 その席で真澄には拒絶し難い相手との見合い話が提示される事となった。 動揺した真澄はついに自らの封印を解く決意を固め、ある一策を講じた。
公演を終え次の役を模索する北島マヤの元に無記名の招待状が届いた。 開封してみると「アンナ・カレーニナ」公演のS席チケットが添えてあった。 客席に開演を待つマヤの姿が・・・そして開演間際、その男は姿を現した。 「速水さん・・・ ! 」──果てしなき愛憎のドラマのすべてはここから始まる・・・
(なーーんちって・・・(^o^;)・・・) |
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罠 ┃ 仕 組 ま れ た デ │ ト ┃ こ こ で の 改 稿 は ア ン ナ ・ カ レ │ ニ ナ 公 演 で の 舞 台 場 面 の 加 筆 と マ ヤ の 感 動 し た 様 子 が 追 加 さ れ た 事 で 、 よ り 叙 情 的 な 導 入 部 分 と な っ た 。 |
大都芸能 若社長 速水真澄 ──── マヤとは少なからぬ因縁のある男・・・ 彼は席に着くなりマヤの手を握りしめ、いつになく思い詰めた様子でこう切り出した・・・ 「こうでもしなければきみはおれに会ってはくれまい」 「きみがここを逃げないと誓ったらな」
コミックス 28巻 35p一コマ目は加筆です。 連載時は18号と19号の境目になるので手を握ったカットが重複していました。
36pから38pの間の場面はカット&加筆あり。
客席を斜め上方から見た絵 中心にふたり (やだ・・・ ! どうして心臓がどきどきしなきゃなんないのよ) (この男のせいで ! ) (つきあう?) (大都の冷血漢速水真澄と)
困惑顔のアップ
余白
アクターズスタジオ外観 「劇団つきかげ 青木です」 「月影先生が行方不明だときいてやってきたんですが先生の行方は?」
つきかげ&一角獣の面々 ロビーで 「ええ それが置手紙だけ残してさっぱり」 「これがあなた達あての手紙です」
青ざめた麗 「置手紙・・・」 「先生・・・」
手紙を開く
さやか: 「麗 ! なによ ! なにが書いてあるの !? 」
光の反射するビルの壁面
真っ黒バックに佇む水城 「お見合い」 「真澄さまが・・・ ! 」 「信じられない・・・ ! 」
真っ黒バックに目のアップ 「だってあの方が愛しているのは・・・」
真っ黒バックにセリフのみ 「愛しているのは・・・」
劇場外観 {本日はご来場ありがとうございました} {お帰りはお忘れ物のないように}
席に並んだふたりのシルエット 出口に向かう観客の群れ
真澄とマヤ こんな呼び出し方をしてすまなかった」 「こうでもしなければ きみがきてくれないと思った・・・」
仏頂面のマヤ 「これからどうするんですか?」 「あたしはどこへついていけばいいんですか?」
すっと立ち上がる真澄 「まずお茶でも飲みにいこう」
「きみの大好きなケーキの沢山ある店ならいいだろう?」
見上げて(まだ座ってる) 「速水さん・・・」
この後はコミックス38p(ケーキがズラッ)につながります。 従って37pはすべて描き直しです。 |
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│ キ と 狼 ┃ 改 稿 後 は 会 話 は 少 な い の だ が マ ヤ が こ の 時 点 で 真 澄 の 様 子 が い つ も と 違 う 事 に 気 付 い て い る 点 が 最 も 変 わ っ た 。 こ こ で の セ リ フ の 多 く は 場 所 を 変 え て 使 わ れ る こ と に な る が マ ヤ の 真 澄 へ の 印 象
狼 の イ メ │ ジ シ │ ン は 完 全 に 排 除 さ れ た |
38pのマヤの気持ち(うんと食べてやるんだ)は連載時は(たっぷり食ってやる・・・ ! ) でしたのでちょっと上品になりました。 (・・・内心が成長した?・・・(^。^;)
39pの一コマ目「どうかしたんですか・・・」以降も少し変更しています。 連載時は・・・
「速水さんは召し上がらないんですか?」 「いや 子供の頃はよく食べたけれどね」 (テーブルのマヤ側はケーキで真澄側はコーヒー)
「母がよく焼いてくれた」
キョトンとするマヤ (ここまではキャラの絵は同じ)
「どうした?不思議そうな顔をして」 「いえ・・・速水さんに子供の頃があったなんて想像できなくて・・・・・・ !」 「ひどいことをいうな」 「だって・・・!」
「どんな子供だったんですか?」 「あててみろ」
「ひねくれてて意地悪で冷淡で強引でいじめっこのガキ大将」 「ははははは」
「すなおでまじめだったよ」 「ガキ大将というのはあたっているがな」
「へーーーっ」 「じゃあ途中でかわったんですか?」
(ここまでのセリフは56・57pに採用していますが絵は描き替えです、また、ここから先は コミックス58pと1ページ分だけ全く同じ内容なので情景描写は省略します)
真澄の目のアップ 「そうだ」
回想シーンでも顔出しNGの英介とチビ真澄 ・・・(^_^;) 「真澄 !」 「まわりの人間に甘い顔はみせるな」 「笑顔で近づいてくる人間は疑ってかかれ ! 」 「おまえはわしの息子として命をねらわれるかもしれんのだぞ ! 」
顔は真っ黒でも手は白い英介 ・・・(^o^;) 「誰かが助けてくれると思うな」 「自分の命は自分が守るんだ」 「牙はいつでもといでおけ !」
口から血を流すチビ真澄・・・ ・・・(^0^;) 「いいか わかったな真澄 ! 」
真澄アップ ・・・(^О^;) カオ ナガッ! 「疑い深くて冷淡で計算高くて野心家で・・・」 「牙をもたなければ生きていけなかった」 (ここまで)
パフェグラスを持つマヤ 「速水さん・・・」
「気がついたら狼になっていたんだ」
二本目のタバコを取り出しつつ・・・ 「ああ こんな話はつまらなかったかな」 「いえ」
パフェをすくいながら 「いいえ」
横顔で口元にタバコ・・・ 「子供の頃のことを思い出してしまったな・・・」
「速水さん・・・」
ビル街に立つ狼のイメージカット (そうよ あたしほんとうにこの人がわからない・・・) (都会というジャングルの中をかけめぐる狼) (牙をむけばきっとおそろしい)
遠い目の真澄 ややアオリ気味のカット (それなのに ときおり眼にやどるあたたかな光はなに・・・) (淋しそうな陰はなに・・・?)
マヤのアップ (あたしを誘ったのはなぜですか?) (ただの気まぐれ?) (それともなにか魂胆があってのことですか?) (速水さん・・・)
扉を開け チリン・・・ 「ごちそうさまでした」
ゲプッ 「さ ! つぎのデートの場所はどこですか?」 「あたしもう覚悟きめましたから ! 」 「そうだな」 「では・・・ ついでにおれの思い出につきあってもらおうか」
「思い出?」
車を背景に手のキーを示しながら 「そうだ」
走行中の車外観 「中学生の頃まではしきりに通った所だ」 「高校へ上がる頃からしだいに回数は減ったものの いまでも思い出すたびに故郷にひかれる旅人のような気持ちになる」
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プ ラ ネ タ リ ウ ム の 扱 い は 改 稿 で 大 き く 変 わ っ た 。 マ ヤ の モ ノ ロ │ グ は 大 幅 に カ ッ ト と な り 代 わ っ て 真 澄 の 語 り が 追 加 さ れ た 。 ま た 連 載 時 の 告 白 の 場 と し て の 位 置 付 け か ら デ │ ト の 一 場 面 に 扱 い が 変 わ り こ の 点 が 連 載 時 を 知 る 者 の 不 満 を 生 ん だ 。 |
レンガ造りの区立文化会館外観 (42pに採用)
キィ 車止まった音
チャッ ドア開いた音
建物入り口 (42pにふたりのシルエットとセリフを追加して採用)
ロビー 先に立つ真澄、後に続くマヤ (区立文化会館 ここが思い出?)
掃除のおばさん 「おや?」
「あやー ! あんたは あれまあ ! 」 「やあ おばさん」
ふたりともニコニコ顔で・・・ 「速水のぼっちゃんだね」 「ずいぶんと長く姿をみせなかったね」 「なんだかえらくりっぱそうになって」 「おばさんこそあいかわらずお元気そうですね」 脇で見ているマヤ
「外観からだけじゃ昔の面影がまるでない」 「沖本さんはまだいらっしゃいますか?」 「ああ 定年過ぎてもやめる気配ないよ」 「あんたがきたってきいたら喜ぶよきっと・・・ ! 」
「声かけておあげよね」 「ありがとう じゃあ」 左手を後ろのおばさんにに上げるにこやか真澄とびっくり眼で見ているマヤ (このコマは43pに部分採用していますがセリフは変更しています)
エレベータの扉が開く 「どうした?」
行き先のボタン押し
エレベータ内 「えらく愛想がいいんですね」 「あんな速水さんはじめて・・・」 「おれが愛想よくちゃ不思議か?」 *
(ここでコミックス44pの場面になり、45pまでは絵は同じ、セリフは*のみ44pの一コマ目 に移動しました。 情景の描写は省略します)
チン シャー
カッカッ (速水さん・・・)
「さ ! 入れ 静かにな」 (えっ なに? ここ・・・ ! )
(わあ まっ暗・・・ ! )
(わあ・・・ ! )
(満天の星・・・ ! )
次のページは構成が少し違ってマヤはいきなりめまいがしてよろけます。 (筋運びはほぼ同じですが絵は全て描き替えています)
クラ〜 マヤの頭に渦巻き
よろ 足元の描写
ガッ マヤの左の二の腕を真澄が後ろから掴みます
「大丈夫か?」 (右手は右脇の横に添えていますが触れてはいません^^;) 「え・・・ええ」
映写機と星空 {おおいぬ座の右に見えるのが・・・}
マヤ正面アップ 「プラネタリウム・・・・・・ ! 」
天球を見上げるマヤ (斜め後方からのカット) (すごい星・・・ ! ) (スモッグでけむった空の上にこれだけの星があるなんて・・・ ! )
薄目の表情アップ (圧倒される・・・ ! ) (圧倒されるわ・・・・・・ ! ) (セリフのみ48p4コマ目に採用)
コミックス47pと48p2コマまでの絵とセリフおよび4コマ目の絵は加筆。
(ここにいると宇宙空間に浮かんでいるみたい・・・) (この場面は48p3コマ目に採用) (なんだか自分がゴミみたい) (なんてちっぽけな存在なんだろ・・・)
(人間一人の恨みや苦しみなんてチリほどの重みもない・・・・・・) (以降はカット) (この満天の星の中では)
薄目のマヤ目元のみアップ (果てしない宇宙の中では・・・)
次がコミックス49pの場面で絵も擬音も同じです。 (投影がおわった場面です。セリフはありません) |
←もちろんおばさんの絵はカット して背景をおじさんに差し替え
エレベータ場面の絵も一部 は採用していますがセリフの 配置は変更しています。
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マ ヤ の 真 実 ┃ 連 載 時 は 真 澄 の 告 白 と マ ヤ の 拒 絶 の 場 で あ っ た プ ラ ネ タ リ ウ ム は 真 澄 の 心 に 深 刻 な ダ メ │ ジ を 与 え た 。 ま た マ ヤ の 心 に 深 い 印 象 を 残 し こ の 事 が 後 に 大 き な 意 味 を 持 つ 事 に な っ た の だ が ・ ・ ・
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その次はまた異なり
マヤの両肩を後ろから掴む真澄 (速水さん・・・ ! )
真澄アップ 50p4コマ目に採用 「思い出につきあってくれて」 「ありがとう」
マヤ これ以降は描き替え 「いえ・・・」 (’。’;)
二人の後ろから・・・ 「速水のぼうずがきとるんだって !? 」 「おう ! 」 「沖本さん」
(3人を俯瞰の構図) 「きょうはお供つきか」 「わしゃこいつが小学生の頃から プラネタリウムの機械を操作したり解説員をしていたここの主だ」 「よ よろしく」
「久し振りだなあ おまえ大都なんとかのエライひとになったんだって !? 」 「いつもひとりでこっそり観にきていたおまえが」 「おじさん・・・」 (びっくり真澄とキョンマヤ)
「いつだったか投影がおわると 誰もいなくなった場内の隅っこに こいつが一人だけポツンといたんだ」
「みるとけんかでもしたのか 体中にあざつくって」 「くやし涙に眼を赤くして 身動きもせずに黙ってつっ立っとった」
「それからおっ母さんが亡くなったときもここへきとったな」 「おじさん !」 (コマをまたいでキョンマヤアップのイメージカット) 「操作室をみせて下さい」 「おう ばっちり新型よ ! 」
(あの速水さんが子供の頃ここでひとりでベソをかいていたなんて・・・) (53pに採用) (小学生の頃から何度も何度もここへきて・・・)
(どんな思いを抱いてこの満天の星の下に立っていたのかしら) ( 53pに大部分採用) (圧倒されるような星の群れの中で・・・)
(なぜこんな所へあたしを・・・) ( このセリフがあった下方部分のみカット) (あたしなんかを・・・)
バッ 照明が消え 我に帰るマヤ
カタン 振り向くと入り口に人影(シルエット) (速水さん・・・)
マヤに歩み寄りながら・・・ (星空投影再開───マスミンのはかりごとか !? ) 「満天の星・・・」 「宇宙の大きさの中で 自分という人間の存在の小ささを思いしる・・・」 「果てしない時の流れを思いしらされる」
「どんなときでもここへくれば 心が大きく軽くなった」 「どんなことにでも耐えられそうだった・・・」
「ここへつれてきたのはきみがはじめだ」 (このシチュでそれらの発言はコワイと思うぞ・・・(^_^;)・・・)
向き合う二人 「速水さん・・・」
真澄の足 (もう一歩踏み込む気配で・・・) (マヤ・・・)
ばっ 突然後ろを向く青筋マヤ 両こぶしを口元で合わせて、やや前かがみ
「いってください速水さん ! 」 「きょう あたしを誘い出した目的はなんなんですか?」 「あたしをからかうのは もうやめてください ! 」
軽くショックで白目青筋の真澄 (横長のコマの真ん中でポツンと・・・(゜ ゜)・・・背景 トーンフラッシュ)
後ろ向きのまま (同じポーズ) 「さあ いってください きょうあたしを誘い出した目的はなんなんですか?」
真澄の頬に汗一筋追加 (眼は黒目に回復した)
青筋で 「きみは」 「まだ おれが憎いか?」 「答えてもらいたい」
こちらも青筋、頬汗で見開いた瞳のアップ (ポーズはそのまま) 「あたし・・・」
眼をきつく閉じて (ポーズはずっとそのまま) 「あたし・・・死んでいった母さんや あなたにつぶされた劇団のこと思うと」 「やっぱりあなたを許せません ! 」
後頭部、首、右胸、左胸の4箇所を稲妻に貫かれる青筋滝汗白目真澄 (このコマは74pに採用されました)
後ろ向きのまま震えるマヤを さらにその後ろから眺めながら (マヤ・・・ ! )
19号の柱言葉は 真澄の思いもかけぬ一面にふれたマヤだったが、 それも心にくすぶる憎しみは拭えなかったのか ? ・・・でした
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存在の力・・・ 「悠二・・・おまえは 私が護るから ! 」
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か ぜ 的 感 想 ┃ 改 稿 後 の ニ ュ ア ン ス は こ こ で の 心 理 描 写 が か な り 薄 ま っ た 点 に 物 足 り な さ が あ る の だ 。 |
しかし、救いようのない不器用さですね。
大体やな〜 そこまでの過程でマヤとの直接の会話はほとんどしてへん状態やのにな〜、 最初の質問でいきなり「おれが憎いか?」やからな〜・・・きっちり自爆しとるがな〜
日頃の用意周到なマスミンとも思えぬ舞い上がりっぷりですね。 ・・・(^0^;)
連載時は投影中の私語はほとんど無く、二人ともちゃんとマナーに従っていたんですね。
コミックスでは二人とももっと器用でスマートに改稿されました。
でも、両者の性格やそれまでのいきさつからすれば、連載時の会話の流れの方が らしいっちゃぁらしいように思います。 ・・・(^_^;)
ここまでの主な改稿はアンナ・カレーニナ公演の舞台場面とマヤの余韻シーン加筆、ケーキ レストランでの会話内容変更とそこでの会話の一部を加筆した縁日場面に挿入、運転手の 加筆と散歩シーンでの二人の掛け合い追加、おばさんとの会話場面の削除とそのセリフの 沖本氏発言への集約、投影中の真澄の私語追加と、マヤのモノローグ大幅カット、沖本さん の個性弱体化とマヤへの説明強化によるチビ真澄の印象強化、縁日シーンでの迷子エピ ソード加筆挿入によるマスミンイメージアップといったところですが、これによりうまく全体の テンポを加速し、ムードを盛り上げる事ができています。
しかし、一方では、なぜ不要な運転手を追加したのか・・・・また、なぜ自分の車をわざわざ 別個に用意していたのだろうか(しかもいったいどこに !? )・・・・・・・なぜマヤをほっといて 操作室を一人で見に行ったのか・・・・・・などの改稿にともなうマスミンの不可解な行動も 追加されました。
これが沖本氏に事前に根回ししていたなら納得がいくんですが・・・(^_^;)
しかし、プラネタリウムへも縁日へも散歩中に偶然思い立ったような入り方ですから、そこ までの謀は無い事が明らかです。 (では、車はいったいどこに置いていたのだ?)
連載時の最初から連れて行く意思で自ら運転してそこへ向かった状況とは全く違います。
つまりマスミンは自分が子供時代に大事にしていたプラネタでコクる事を、遅くともケーキ レストランを出た時点では決めていた筈で、その気持ちは会話の流れから明らかなように 母と一緒に暮らしていた自分が自分であった時代のいわば聖地で純粋な気持ちでマヤに アタックしたいという想いに駆られていたのでしょう。
だからこそ、マヤの拒絶(厳密にはコクっていないので拒絶された訳ではないが・・・(^_^;) にあったときに自分の母の思い出も加わったス−パーショックを受けたのでしょう。
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(アノ人のイメージで お読みを・・・(^_^;)・・・)
かぜ のウンチクは要らない! ▼ という方はこちらへ・・・(ToT)
連載時の沖本氏はもっと アクの強いキャラでした。
連載時は沖本氏がしゃべり 過ぎるのでマヤから引き離す 為と見られます・・・(^_^.)
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闇 の 稲 妻
★ こ こ で の 闇 と は 場 内 の 暗 さ で は な く マ ヤ の 真 澄 へ の 過 去 の 悪 印 象 を 象 徴 的 に 示 し た 表 現 で す ★
☆ つ い に 超 鈍 感 娘 の マ ヤ も マ ス ミ ン の た だ な ら ぬ 気 配 に 気 付 い た の か な ! ワ ク ワ ク |
19号最初のページはコミックスでは73pの場面からですが、場所はプラネタリウム内での事 ですので一部を除いて絵は全く違います。
シチュエーションとしてはアオリにあたるので前回のセリフが繰り返されています。
眼をきつく閉じて (ポーズはずっとそのままですが絵は新規に描いたものです) 「死んでいった母さんや あなたにつぶされた劇団のこと思うと」 「あたしやっぱりあなたを許せません ! 」 (セリフも微妙に違いますね)
横顔の後頭部、額、右胸、左胸、背中の5箇所を稲妻に貫かれる青筋滝汗白目真澄
ピシッ ひび割れる真澄 (これは採用)
同じポーズのまま 俯瞰構図の両者の間に トーン背景ひび型フラッシュで (マヤ・・・ ! )
白目青筋真澄のアップ
マヤを手前にした構図の二人 (両者固まったまま)
白目青筋真澄のアップ かすかに口角に動きが・・・ ク・・・
はははは 振り向くマヤ (・・・やっと動いたね・・・(^0^;)・・・)
はははは 「速水さん・・・ ! 」
白目解除 汗は一筋 「そうだったな・・・」 「そうだきみのいう通りだ」 「おれのやってきたことを考えればきみに憎まれて当然だ」 (・・・まだ表情は固いぞ)
二人の足 「きみを困らせてすまなかったなチビちゃん」 いえ・・・」 (速水さん・・・)
情景は天球の星空 「どうだここは気にいったか?」 「すばらしい星空だろう」 「え・・・ええ」
(両者の距離 約 1.6メートルは保ったまま・・・距離はマヤの身長から推定しました^o^:) 「気分が雄大になって 下界のいやなことなど一時的にせよどこかへふっとんでしまう」 「きみもなにかあればここへくるといい 気分がすっきりするぞ」 「はい・・・」
キョトン眼のマヤとまだ固い真澄 「速水さん・・・」 「ロマンチストなんですね意外に」 「そう信じられないといった顔をするな」 「だって・・・」
真澄の目元アップ 「大都芸能の冷血漢が星が好きではおかしいか?」
マヤ横顔アップ 「え ええ 星よりは仕事の書類を みていることの方が好きだと思っていましたから」 (きょうのあなたはヘンです) キタ━━(゜∀゜≡゜∀゜)━━!!!
また白目青筋(淋しげ) 「そうだな」
見開いた眼の真ん中に黒目が浮いたマヤ 唇をかみしめ (なんだかヘンです)
入り口に人影 「掃除しますので出てくださーい!」 「はい」
廊下で・・・ 「おー ! 速水のぼうず もう帰るのか?」 「ええ」 「こんどまたゆっくりこいや」 「ええかならず」
マヤの肩に手を掛ける マヤもその手に注目するが抵抗はせず 「さ ! いこうチビちゃん」 「つきあわせてすまなかった」
投影室の星空イメージを振り返るマヤ 視線は後方へ
脳裏に投影室をイメージしつつ・・・ (ここに少年時代のあなたが通ってきていたなんて・・・ヘンです)
向こうにエレベータ 肩は抱いたまま マヤは振り返ったまま (ここに来て満天の星空を眺め いつもなにを思っていたのですか?)
セリフのみのコマ (そんなことを考えると あたし・・・ヘンです) (なぜあたしをここへつれてきたのですか?) (速水さん・・・)
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←マスミンの心理描写を笑い声の 色の濃さの変化で表してみました。 |
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失 恋 レ ス ト ラ ン で は 直 接 的 過 ぎ る の で こ の タ イ ト ル に し た よ ! (^^)
☆ マ ス ミ ン も 何 食 わ ぬ 顔 で 冷 血 仕 事 虫 の 仮 面 を か ぶ り 直 し た し ね ! ★ で も マ ヤ は や っ ぱ り ま だ ま だ 子 供 だ な ! |
宵の空にそびえる高層ビル (63pに採用)
地上の情景 (63pに採用) 「地上も満天の星だ」
展望レストラン (64pに絵は採用、セリフは変更) 「ええ とてもきれい・・・」 「宝石箱をひっくりかえしたみたい」
外を見るマヤ 「こうやってみると東京の空ってほとんど星がみえないんですね」 「さっきまでの星の群れがうそみたい・・・」
マヤを見る真澄 (64pに絵は採用、セリフは変更) 「空気の汚れやスモッグや地上の灯りでみえないだけだ」 「実際には満天の星が輝いている・・・」
マヤアップ (速水さん・・・)
テーブル俯瞰 (このあたりのセリフは趣を変えて40・41pに採用) 「ふたりの王女以来 出演交渉がずいぶんときているそうだな」 「もう次の作品は決まったのか?」 「いいえ まだ・・・ ! 」 「決めかねてるのか?」 「はい あんまりいい話ばかりなので」
「つぎにきみがなにを演るか楽しみだ」
「どうせ失敗すればいいと思ってるんでしょ」
「とんでもない 紅天女候補の少女が 今度はどんな思い切った演技を見せてくれるか とても興味深く思っているだけだ」
「きみのイメージにあいそうな役柄はきているのか?」 「ハムレットのオフィーリアなんかがきています」
目が点真澄 (・・;)
プハー 吹き出した チャッ 瞬時にナイフを逆手に持ち替えるマヤ † (;`´) 「速水さん」
「あたしが悲劇の美少女演っちゃおかしいんですか?」 口にこぶしを当ててこらえる真澄 「失礼」 「いや 大丈夫だ きみなら演れるよ」 「なにしろアルディス姫を演ったんだから」
「ただこんどの出演は演目 役ともに慎重に選ぶんだな」 「紅天女までもうあまりない」 「演劇大賞はきびしいぞ」
「どうしてあたしにアドバイスしてくれるんですか?」
「・・・・・・ ! 」 「おれはきみのファンだからな」
「ごまかさないでください ! 」 「きょうあたしを誘った目的はなんなんですか?」 「あたしからいったいなにを聞きだしたいんです?」 「紅天女のことですか?」 「月影先生のこと つきかげや一角獣のみんなのこと?」 「それとも あたしになにかさせたいんですか?」
三度みたび ! 白目青筋真澄アップ
白目のまま窓外に視線を外す
ナプキンを持つ手が震え・・・ 「きみはいつもおれのことを そういうふうにしか考えられないようだな・・・」
キョンマヤ (’。’)
青筋黒目真剣真澄 (ここのセリフは66pに採用、絵はほとんど描き替え) 「きょうきみを誘い出した目的は・・・」
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・・・ここは表現がヤバかった のでしょうか?・・・(^_^.)
キョンはキョトンまではいかない 表情を表しています・・・・・(^_^;)
正確には「きょう・・・」 「きみを 誘い出したわけは・・・」に変更 |
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こ こ の タ イ ト ル ★ 影 の 行 方 は 月 影 の 行 方 。 伝 え 得 ぬ 想 い は こ の 時 マ ヤ に は ま だ 自 分 を 最 優 先 に し て く れ て い る 真 澄 の 気 持 ち が 読 み 取 れ な い と い う 事 を キ レ イ な 言 葉 で 書 い て み ま し た 。 |
フロントに電話 「速水さまですか?」 「はい いらしています」 「少々おまちくださいませ」
白目真澄 (マヤ・・・)
不安げマヤ (速水さん・・・!)
青筋黒目口半開き汗一筋の真剣顔真澄の背後に黒服 「速水様」 「お電話です」 「至急とのことです」
カウンター 「なに!? 月影先生が行方不明 !? 」
コートを手に・・・ 「チビちゃん いそいで帰るんだ」 「え?」 「月影先生が失踪した」
「行方不明なんだ」 ショックマヤ
ガターン (このコマは67pに採用、セリフは違う) (月影先生・・・ ! )
街を疾走する車 (このコマは68pに採用、セリフは違う) (月影先生が失踪・・・ ! ) (行方不明・・・ ! ) (そんなバカな・・・ ! )
車中 手前助手席にマヤその向こうに真澄 (このコマは68pに採用、セリフは違う) (なぜ !?) (なぜですか先生・・・ !? ) (なにがあったんですか !? )
飛ぶように流れる街景色 (月影先生・・・ ! )
アパート 「マヤ !」 「みんな ! マヤが帰ってきたよ ! 」 「おかえり ! みんな待ってたんだよ ! 」
室内 麗: 「マヤ 月影先生が・・・」 「しってるわ 失踪したんですって !? 」 「どうしたの? なにがあったの?」
「これを・・・」 「月影先生の手紙だ」
(先生・・・)
白目月影のイメージカット (麗・・・さやか 泰子に美奈 それからマヤ・・・一角獣のみなさん) (みんなに黙って東京を離れることを許してくださいね) (よけいな心配をかけたくなかったのです) (今のままではアクターズ・スタジオやみんなに心配と迷惑をかけるばかりです)
ピ───── 夜行列車 (医者からのすすめもあり 少し体力を回復するまで よその土地で静かに暮らそうと思います)
月影と源造 (居所はあえて知らせませんが どうか心配しないように) (源造といっしょです) (いつかきっと戻ります)
{それからマヤ) (遠くからあなたをみていますよ) (どんなことがあってもくじけないように・・・)
(───月影千草───) (月影先生・・・)
ここまでは70p以降に採用されていますが、さやかが手紙を持って走ってきた描写は 全て加筆改稿ですので連載時原稿に挟み込む形の挿入になっています。
でも、冷静に考えると無記名の招待状で観に行ったアンナ・カレーニナ昼公演後のマヤの 行先はつきかげのメンバーにも不明なハズですから、この時点でさやかが一通しかない 手紙を持って、あてもなく走っているのはとてもおかしな話です。 (手紙はアパートに置いてマヤを探しに来たならまだ解るんですが・・・(^_^;)・・・)
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★ 都 会 の 星
通 わ ぬ 想 い ┃ こ の タ イ ト ル は 本 文 ど お り の 意 味 で す 。 マ ヤ の 最 初 か ら の 疑 問 で あ る 真 澄 の 気 持 ち が 見 え な い 事 を そ の ま ま こ の 章 の タ イ ト ル に 使 い ま し た 。 詳 し く は 後 で 私 な り の 解 説 を し て い ま す の で ご 覧 下 さ い 。 改 稿 の 後 も こ の 部 分 は プ ラ ネ タ デ │ ト 編 の 最 重 要 メ ッ セ │ ジ で す の で 最 も 印 象 的 に 描 か れ て い ま す 。 こ こ の 為 に プ ラ ネ タ は あ っ た の で す 。 |
麗以下みんな 「医者の話では先生の容態はかなり悪かったらしい」 「講師の仕事もできなくなり みんなに心配をかけまいとしたんだ」 「源造さんといっしょだっていうけれど どこへいったんだろう」 「あんな体で・・・」
部屋の入り口の柱に手を掛けて咥えタバコの真澄 「行先をおしえると みんなによけいな心配や負担をかけると思い ひっそりと出ていったというわけか・・・」 (セリフは72pに採用してます・・・でも少しヘン) マヤと真澄 「速水さん・・・」 「先生の行先のあては?」 「いいえ」
「心配するな」 「きっと探し出してやる」 「前にきみと約束したからな」 「先生のめんどうはみるって」
「速水さん・・・」
バタン 車に乗り込んだ真澄とアパート入り口のマヤ
ブロロ ロロ・・・ (速水さん・・・) マヤの後ろで二ノ宮恵子・・・ 「あれ?」
「これ速水さんの手帳じゃないの?」 「え?」 「落し物してったよ あのひと」
川辺沿いの道路を走る車 (月影先生が行方不明・・・か) (きっと なにか行先の鍵が・・・)
なぜか懐に手をやり (ん?) (手帳が・・・?)
対向2車線の土手道でUターンを試みながら・・・ (大型外車なんですよ^^;) (おれもドジだな あんなものを忘れてくるなんて)
道路と川の遠景(奥にマヤが日頃電車に対抗して発声練習をしている鉄橋が見える)
車のヘッドライト (たぶんハイビーム)
視野に人影・・・
フロントガラス越しに走るマヤの姿
ハッとする真澄
キーーッ
はあ・・・ 鉄橋のそば 立ち止まるマヤと降車した真澄
(マヤ・・・)
片目をつむって苦しそうなマヤ 「速水さん・・・」 「これ・・・忘れ物」 「大事なものなんでしょ」 はあ
キョン顔の真澄 「チビちゃん」
汗一筋 「走っておいかけてきてくれたのか」 はあ こんどは反対の目をつむってまだ苦しそう
「ありがとう」 「いいえ」
お辞儀しつつ 「速水さん あの・・・ きょうはいろいろありがとうございました」 「舞台やケーキや夕食やら・・・」 「あたしお礼もいわないで・・・」
俯瞰 「きみがお礼をいう必要はないよ」 「誘ったのはこっちだ」 「おれの方こそ楽しかったよ つきあってくれてありがとう」
見上げるマヤ 「あの・・・速水さん きょうなぜあたしなんかを」
ふと気をやる真澄・・・
ドアに両手を置き一間おいて・・・
どアップ 「誘い出した目的は・・・」 「きみに会いたかった」
見詰め合うふたり・・・マヤの頬に汗一筋 (このページはコミックス75pに採用)
顔の真ん中に赤みが差すマヤのどアップ (速水・・・さん・・・)
その様子をみおろす真澄 クス・・・
「おやすみチビちゃん」 マヤの頭をポンと・・・ 「はやく成長するんだな」 む・・・☆
俯瞰 「紅天女まであとわずかだ」 「次の演技が勝負だぞ」 バタン 「きみのいう1%の可能性を信じてるぞ」
「速水さん ! あたしをガキ扱いするのはやめてください」 「あたしもう子供じゃありません ! 」
はははは 走り出す車
見送るマヤ 車はすでに鉄橋のほとりへ ブロ ロロ ロ・・・
佇むマヤ (そうよ・・・ もうあたし子供じゃありません) (速水さん・・・)
脳裏に真澄の顔 きみに会いたかった (あの一言はなんですか) (あたしをからかったんですか・・・?) (いつもの冗談ですか?)
鉄橋上空に視線を・・・ (それとも・・・)
ふと・・・
中天の星空に眼を・・・ (満天の星・・・) (東京のこの空の上に・・・) (満天の星の群れが輝いているのに・・・)
低層の遠望建物上空に眼をやり・・・ (煙突が多いので京浜工業地帯方面か?) (スモッグや地上の灯りでみえない) (ろくに・・・)
星の少ない星空 (真実がみえない・・・)
マヤ後姿 向こうに車と鉄橋 (速水さん・・・)
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←ここのセリフはコミックスでは真澄 のセリフになり、そのセイで・・・(^_^.)
・・・と思われる鉄橋・・・(^。^;)
←コミックスではこのセリフは 封印されたが連載時には 言葉にしている。
本当に言いたかった言葉では ないにせよ、このセリフがある 方がいいのか無い方がいいの か、私には決め難いので論評 は差し控えた。
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★ 仮 面 の 理 由 ┃ こ れ は そ の ま ま 真 澄 の 仮 面 の 行 方 、 つ ま り マ ヤ に 対 す る 気 持 ち を ど う い う 方 向 に 持 っ て 行 く か を 暗 示 す る 意 図 で す 。 |
このあたりのセリフは77pに採用していますがシチュエーションが似て異なるので絵は かなり違っており、全てのコマを描き直しています。
連載時のマヤは縁日に連れて行ってもらっていないのでおみやげを持っていません。
ここからコミックス78p以降と同じです。(例によって情景描写は省略します)
山際の線路を走る列車
「お疲れになりませんか? おくさま」 「いいえ 源造」 「それより おまえの方こそいつも世話をかけますね」
「いえ わたくしはおくさまのお供ができるのでしたらどこまででも・・・」 「ありがとう おまえのその言葉にわたしは長いあいだ甘えてばかりきましたね」 「感謝していますよ」
(いいえ おくさま) (わたくしはおそばにいられるだけで・・・)
「さ 長い旅です 少しお休みください」 「ええ そうね」
(尾崎一連・・・) (わたしに 紅天女の命を与えてくれたひと・・・) (あそこにいけばあなたにあえるような気がする) (一連・・・) (紅天女のふるさとへいこうとしているのですよ) (一連・・・)
ピ────ッ
朝日に煌くビル (待つつもりでいた・・・)
(待ちつづけていようと思った) (大人になるのを・・・)
(けれど真澄) (それでどうなるというのか)
(あの少女はけっしておれのやったことを許しはしない・・・) (憎しみの火が消えることはないだろう)
(これ以上どうなるというのか・・・?) 以下省略
(コミックス28巻81pにつづく)
20号の最終ページはコミックス85pです。
お待ちかねの柱言葉は 真澄はついに見合いを決心したのか !? 月影千草、 失踪の真意は !? そしてマヤの次の役柄は何 !? ・・・と盛り沢山でした
これを読んじゃあ次号を買い損ねるわけにはいきませんね ! (*^ー゜)v♪
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★ ボ ク シ ン グ ? タ イ ト ル マ ッ チ ? 意 味 わ か ん な い よ ? |
先程述べたように改稿によってテンポとスピード感は増したように思います。
ややご都合主義的な展開があるため細かく見ていくと違和感もありますが、話の流れは よりドラマチックになったのでは・・・
最も大きな変更点は一世一代の愛の告白に臨んだ真澄の心が折れるポイントとなった、 マヤの「・・・あなたを許せない・・・」の言葉を聞くタイミングでしょう。
連載時の真澄はアンナ・カレーニナ公演、ケーキ店で次々と失点を積み重ね、決意の プラネタでその話運びのまずさから必殺の一撃を喰らい、フラフラになりながらも次の レストランラウンドで聞いた月影先生失踪事件のおかげで、ゴングに救われ、アパート への移動中にインターバルを取ってやや持ち直します。
一方改稿後の流れでは公演で失ったポイントをケーキ、プラネタ、縁日、レストランとまるで 計算し尽したかのようなデートプランで次第に回復し、さらに華麗な足運び(言葉運び)で、 マヤをロ−プ際に追い込み、最後の一押しに幻の右(紫のバラの人はおれだ ! )パンチで 抵抗力を奪い、すかさずKOパンチ(マヤ ! おまえを愛している ! )でノックアウトするという 寸前で、どちらのブローを先に繰り出すか迷っていたまさにその時、月影千草失踪事件と いう激震が走り、次の土手道ラウンドでセコンドさやかのアドバイスから闘志に火の付いた マヤの必死の一撃で逆転KOを喫した訳ですからこちらの方がドラマチックですね。
(・・・しかし・・・事実はそう単純ではなかった・・・(^.^;)・・・) |
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ま だ ボ ク シ ン グ の 話 続 い て る の ? と 思 っ た ら い つ の 間 に か 恋 の 話 な の ? ぁ ん だ ! バ ラ の 秘 密 っ て そ う い う 意 味 だ っ た ん だ ! マ ス ミ ン は マ ヤ の 為 に 紫 の バ ラ の 人 と し て の 資 金 源 を 守 っ た ん だ ね ! |
連載時の真澄は試合の序盤からいきなり飛び出し、相手のディフェンスの上から闇雲に パンチを打ち込みかえってガードを固めさせ、さらに焦って不用意に繰り出したパンチで マヤのクロスカウンターを浴びて失神寸前まで追い込まれたのですから、計算も何も無く 私としてはその恋に不慣れな火の玉ファイターぶりは逆に好感が持てたりします。(^▽^;)
少女の気持ちが解らないし、解ろうとも思っていないのが本来あるべきマスミンの姿で あってそれでもなんら気にせず突き進むGoing My Way型の典型だからこそヒジリンや 水城さんが影で活躍する場もあろうってもんです。
しかしここが重要なんですが今回ばかりはマスミンは誰の力も借りずにあまりにも怪しい 無記名招待状でのマヤ誘い出しの罠、劇場での開演間際の時間帯を狙ってのターゲット 捕獲、握った手を離さないという子供じみた手段でのデート強要、ケーキレストランという 未体験ゾーンでのマヤ接待、しかも底なしに食すマヤ怪獣がゲップが出るほどに食って いる間中、場違い極まりないチェーンスモーキング&都会の狼談義、そして極めつけは 自分だけの秘密の空間プラネタリウムでの人生をかけた大勝負、そして結局本題に至る はるか以前に自爆して、それでもなおマヤに心配させまいとして、凍りついた表情で無理 やり笑ってみせるという、およそ日頃の彼からは想像出来ない様子で信じがたいほど真摯 にマヤに対しています。
なぜ彼はこうまでしてマヤにたった一人で立ち向かったのでしょうか? 招待状や接待プランなどは冴子に頼めばちょちょいと手配し、(|||▽ ̄) ヒジリンの 手を借りればプラネタリウムそのものを貸切(占拠)にすら出来たであろうに・・・
理由はたった一つしかありません。 生身の、今現在の自分自身をそのままマヤの目前に晒して、その上でマヤを我が物に 出来ねば真澄にとって意味がなかったのです。
これは真澄のプライドの問題ではなくて、かつてマヤが大都芸能所属のタレントだった 際に、カゴの鳥にしようとして絶食でもって抵抗された経験が、生々しく脳裏に刻まれて いる彼にとっては、マヤの魂を捕まえねばなんら意味がないということです。
彼はあまりにもマヤへの想いが深すぎた為、取り返しの付かないミスを犯しました。 告白する前にマヤの自分に対する現在の気持ちを確認しようとしたのです。 それが、「きみはまだおれが憎いか?」発言です。 けして拒絶を恐れた為ではありません。 紫のバラの秘密を守らねばならなかったからです。 冷血仕事虫の仮面はこれまでに幾たびも人前で、なんら躊躇無く捨て去っているのです から、これも自分のプライドや立場を守る為ではありません。
マヤにとって必須の励ましアイテムを自分の恋心の都合で無力化できなかったのです。 せめて紅天女に辿り着くまでは・・・
そして彼は傍から見れば滑稽なほどに普段どおり振る舞い、自分の心を封印して 紫のバラのひとの仮面を再びかぶり続けいてゆく決心をしたのです。 大都の資力を持ち続けるために意に染まぬ見合いをしようとも・・・
(さあ、みなさん ! ここは泣くところですよ・・・(爪△爪)・・・)
冴子も唐人も紫のバラが諸刃の剣であることをよく解っているので苦悩する真澄様の為に よけいなおせっかいはこの後も差し控え続けることになります。
近々この必殺アイテムを自分の都合で使うキャラが登場しますがそれはまたそのときに 語りましょう。
一方、超鈍感娘のマヤもマスミンの強引さに恐れをなし、その態度の裏に潜む気持ちを 斟酌する余裕も無く、自分の一撃が真澄に計り知れぬダメージを与えたことも気付いて おらず、ただ真澄のヘンさに(なぜ・・・?)を繰り返すのみです。
月影失踪でいっぱいいっぱいになっていながらも手帳を届けたり星空に想いを馳せたり と鈍感娘なりに真澄の気持ちを探り続けています。 こういう点がいかにもマヤっぽい気もします。
つまり連載時のマヤは真澄を失踪の件で責める対象としてよりも、むしろ先生を探し出せる 頼れる人といったスタンスで接しているわけです。
そのおかげでマスミンは失地回復し、紫のバラの人としての立場を貫く決意を固め、見合い に同意し、以後表の顔はマヤの闘志を掻き立てる道具として割り切ったのでしょう。
しかし、母の死の一件を「許せない」と聞いてしまった以上真澄からみればふたりの進展 の望みは完全に断たれ、自分の真実の心は自殺させ残った唯一のよりどころ、紫のバラ 仮面に愛情を傾ける中、時折見せるマヤの態度に気の迷いが出てしまい、ともすれば 悶々と悩む姿を読者に晒すことになるのです。
無論マヤは自分の受け答えで一瞬の間に真澄の本心が自殺し、替わってバラ仮面と冷血 仮面が同時再起動する事態が起こっていた事にはまるっきり気付いちゃいません。 (ずーっと後ろ向きだったしね・・・ o(`O´o ) |||( ̄o|||;)||| ←こんな感じ)
そしてここから未曾有の純愛ネバーエンディング「おれは一生影でいるしかない」&「あなた の仮面の下の素顔はなに?」ストーリーが始まり、20年の歳月を経てなお、いまだにお互い の真実こころを探り続けているのです。
(各地にパロの嵐を生みながら・・・(^_^;)・・・)
結局プラネタデートの顛末は紫織の影に怯えた真澄の一人相撲であって、影の主役月影 千草の動向がふたりの今現在の気持ちと立場を一層明確にさせたわけですね。
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← そ の お か げ で 雨 月 会 館 の 修 理 も 出 来 た ん だ ぁ ! (^▽^)
このサイトのネタにも・・・ (^o^;) |
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ガ ラ ス の 改 稿 ┃ 人 は み な す が お を か く し て も ろ く こ わ れ や す い シ ナ リ オ を え が く ┃ |
改稿後のマヤはデート中に真澄の気持ちにより接近したように描かれていますが、先生の 失踪を聞いた直後ではなく、さやかの持ってきた手紙を読んでから急に真澄に突っ掛かっ た点に作為的な匂いが漂います。(説明的なセリフがやたら増えたしね・・・(^、^;)・・・)
だって先生自身の書いた「安心してね」の手紙を読んでから激怒したんですよ。ヽ(`д´ミ)/
車の中ではもっと不安な状態であって、むしろデートにうつつを抜かしていた自分を責めて いたので、とりあえず先生直筆の手紙を読めば一息つけるのではないかと思います。
さやかが自分を探し回っていた事でデートの原因を作ったマスミンの方に怒りの矛先が 向いたのでしょうか。 ||||||(; ̄o|||)||| ヽ(`Д´≡`Д´)?? ヾ(゜ロ゜;)ノ
また、真澄の配慮を欠いた言葉の流れがヘンでしょ、そう思いません?それまではマヤの 気持ちに寄り添うように、悪く言えばおどおどしたような出方をしていたのが突然傍観者的 な発言を繰り広げ、マヤの怒りの火に油を注いでしまい決定的な一撃を浴びたのです。
ただし、必殺の一撃は改稿後はややニュアンスが違っており、母の死はすでに受け入れて いて「月影先生がもし母さんのようになったならば」という I f 〜型のパンチですから真澄の ダメージはあまり大きくないように思います。 (言葉の背景に Bat〜 という救いが含まれていますので・・・(^^♪・・・)
マヤのパンチに一瞬クラッときたものの、その後すぐに幻の右を打ちかけて思い直し、 縁日のお土産を渡して帰るという渋い引き際をみせたのですからまだまだ余裕があります。
この余裕からすればもう1つ合点のいかない事があるのですが、なぜマヤをアパートまで 送らなかったのかが奇妙に思います。
山の様な荷物を抱えたマヤを土手に置いたままさっさと車に乗り込み帰ってしまう、これも かなりヘンですよね、そこまで動揺した様には見えませんが・・・
さやかが走ってこれるほどの場所ですからもう家の近所まで来ている筈ですよね。
そう考えるとさやかが「マヤが見つかったことをみんなに知らせてくる」と言ってまた走って 帰って行くのを止めるでもなく、既に読み終わった手紙を白目で見詰めているマヤも随分 冷たいヤツだし、真澄も気の利かないヤツじゃありませんか。 |
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さ や か の 気 持 ち ┃ 私 っ て た だ の 脇 役 キ ャ ラ だ っ て 事 が よ く 解 っ た わ 。 か つ て は マ ヤ と ベ ス の 座 を 争 っ た 事 も あ る の に ・ ・ ・ ★ か ぜ の 結 論 ↓ さ や か が 可 哀 想 (>_<) ; ; |
さあ、いよいよ今日のその時がやって参りました !
つまり美内先生は連載時に序盤のプラネタで行われたタイトルマッチの場所を終盤の川沿 いの土手道に変更したかったのでこの強引な展開をつくったのでしょう。
さやかがマヤの行方を走って探すこと自体がおかしいのは前述の通りで、携帯もポケベル も無かった時代に、行き先の唯一の手掛かりはアンナ・カレーニナ公演昼の部を観に行った という事だけで、それからさえ何時間も経過しているのですからありえない設定です。
しかもみんなが探しているのに大事な手紙本体はさやかが持っていて、しかも夜なのに どういう意図で土手道という場所を探していたのでしょうか? 暗闇の河原でマヤが発声練習をしているとでも思ったのでしょうか?
たまたまジョギング中のさやかに偶然そこで出会ったとすれば今度はなぜ大事な手紙を 持って走っているのかが不自然です。
こう見てくるといくつかのキーワードが潜んでいます。
ほぼ ありえない 偶然によってマヤとさやかはそこで出会わねばならなかったのです。
そして、「いそいで一緒に帰りましょ」とはならずに、さやかはこの場面では一人で さっさと 帰らねばならなかった のです。 (下手から退場 ! てな風に・・・d(^-^)・・・)
また、 足止めの魔法を掛ける小道具 として手紙をもっていなければならなかったのです。
マヤも真澄も土手に留まり不自然な口論を始めるという動機をつくる為にはこれだけの ありえない 設定が必要だったわけです。
これらから導かれる解はただ 1つ、すなわち今後の最大の伏線「真実が見えない・・・」を ここに持ってくるためでしょうね。
もちろん、紫織との見合いへと向かう真澄の動機付けをはっきりさせる意図もあります。
しかし先程述べた通りマヤの言葉のインパクトは連載時のしつこいくらいの描写に比べて かなり弱まり、真澄が紫織との見合いを決意するに至る動機が弱いように思います。
月影先生の無事を保障すれば母の死の一件は許して貰えるという免罪符をマヤ本人の 口から聞いているのですから、連載時のクロスカウンター(母の死も劇団つぶしの件も 許せません)で受けた稲妻3連発に比べればどこ吹く風ってなもんでしょう。 (^o^)
結局他のキャラの出番を削ってマヤと真澄のふたりに多くのセリフを語らせたので全体の 流れがスピーディーになり、設定の不自然さも展開の速さとクライマックスを最後に集中 させた事で読者にばれないようにし、真澄がたいしたダメージを受けないようにマヤの セリフを「その場の勢いでつい言っちゃった」的でなおかつ I f 〜型に変更するというのが ここでの改稿の主な目的でしょう。
改稿後のプラネタデートはある意味ウエイトが軽くなったように思います。
真澄の過去や本質的な優しさが強調されている分、今後の伏線としての意外性が減って ああ、あの時のあの言葉はこの事だったのか、という驚きが薄まったように感じるのは 私だけでしょうか。
ドラマ仕立てで連綿とつづった会話の流れを見ていただけば連載時の印象的なセリフを あちこちに工夫して移植していることは明らかです。
しかし筋立ての流れそのものはどちらの場合も同じ結論に達しているので当初のプロット に沿ったストーリーを、途中の煩雑だが意味のある事象を削った上で、その後の展開に あわせて加筆や修正をし、星空の土手道というクライマックスに全て盛り込もうとした為に 展開の破綻が起こったものだと思います。
結果としてコミックスを紫織とのデート場面以降まで一通り読んだあとに私の受けた印象 はその場に居合わせなかった聖や水城同様に「ところで一体なんでマスミンはシオリンと 見合いしたんやろ〜?」と思うほどに軽くなりました。
心の動きがキャラの動きを決め、それが物語を動かす、という美内漫画の最も魅力ある 部分が改稿によって断片化し、それを繋ぐためのご都合キャラの不自然な行動が、読者 の心に大きな違和感をもたらすのではないでしょうか。
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あ と が き ┃ リ ボ ン の 意 味 は こ う い う 意 図 の ネ │ ミ ン グ で し た ┃ ┃ で は 皆 さ ん 次 回 ま で ご き げ ん よ う !
(^^) /~ |
しかし両手いっぱいのお土産を抱えてアパートに戻ったマヤが、その後みんなにどう 思われたかは想像の余地があってなかなか楽しめます。
ところで、さやかとマヤの会話場面にはもう1つ (?_?) なところがあります。
背景に市街地の歩道のような広くて立派な石畳にお洒落な街灯の支柱が描かれたコマ があります、路肩に草の生えた土手道の場面なのに・・・・(^_^;)
些細な話で恐縮ですがマヤの襟元のリボンの形がコマによって違います。 連載時は太く短い蝶結びでした・・・(^_^;)・・・改稿加筆ページは細長くなってます。
さあ、始めに戻ってみんなで検証しよう ! ・・・・(^0^)/ →
いかがでした?改稿分の分析と解説をここまでやってる人は恐らくプロにもいないと 思いますので、ここはある意味貴重なサイトかも・・・と自画自賛してみる・・・(*^_^*)
なお、私はこの作品をこよなく愛すが故に細かいところまで書いていますが、一連の 改稿によって多少味わいが変わろうとも、作品の持つ魅力は凄まじいものがあります。
また、改稿自体にはけして批判的な立場をとっているわけではありません。
自分の感じ方を尺度としてその改稿が嬉しいか残念かをそのつど自分自身に問いかけ あくまで自分なりの心の動きとして出てきた気持ちを綴っているものです。
ちなみに私の手持ちコミックスは手油でギトギトになりました・・・(|||△|||;)
ここまでお読みいただきありがとうございます。
・・・スモッグの空の下、地上の街灯りの中・・・あなたに星の真実は見えましたか・・・
※念のために書いておきますが、ここで読んだ内容で感じた意見・感想・苦情などを 著者、出版社等にはぶつけないでくださいね。 (なんせ20年も前の作品ですから・・・(^_-)-☆・・・)
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← 28巻71p-3 参照
★━ ! (゜▽゜*)♪
一杯つきあわんか!? ( ̄o|||)y-゜゜゜ Uч(□,□ ) |
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<= ご感想、ご意見、ご苦情、コメント等はこちらへどうぞ !! (^_-)-☆ |
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---|---|---|---|
<= ゲストブックです。 ご来訪の記念に足跡など残してください !! |
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<= ガラスの改稿の裏話です コメントなどのカキコもどうぞ !! (^_-)-☆ 次のページ作成の進行状況や次回予告などを書くこともあります。 |
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”かぜ”の作成したサイト内横断リンク集 |
作成日 |
最終更新日と更新内容 |
---|---|---|---|
改稿 ・ 未刊行解説以外の ペ │ ジ も い ろいろ あ る よ !
見 て ね !
(^^) |
第11章 紫の影 4 狼少女ジェーン 3 通し稽古編 1 へ 第11章 紫の影 5 狼少女ジェーン 4 通し稽古編 2 へ 第11章 紫の影 7 狼少女ジェーン 6 ミルキーウエイ編へ 第11章 紫の影 8 狼少女ジェーン 7 速水真澄の陰謀編へ 第11章 紫の影 9 狼少女ジェーン 8 姫川亜弓の活躍編へ 第11章 紫の影 10 狼少女ジェーン 9 速水英介の思惑編へ 第11章 紫の影 11 狼少女ジェーン 10 野生の狼少女編へ 第11章 紫の影 12 狼少女ジェーン 11 『イサドラ!』の楽屋編へ 第11章 紫の影 13 狼少女ジェーン 12 ロビーの波乱前編へ 第11章 紫の影 14 狼少女ジェーン 13 ロビーの波乱後編へ 第11章 紫の影 15 狼少女ジェーン 14 紫のバラと万年筆編へ 第11章 紫の影 16 狼少女ジェーン 15 開演前日の風雲編へ 第11章 紫の影 17 狼少女ジェーン 16 嵐の開演初日編 1へ 第11章 紫の影 18 狼少女ジェーン 17 嵐の開演初日編 2へ 第11章 紫の影 19 狼少女ジェーン 18 嵐の開演初日編 3へ 第11章 紫の影 20 狼少女ジェーン 19 嵐の開演初日編 4へ 第11章 紫の影 謎の番外編 ─ガラスの仮面通信─ 1〜6へ 第11章 紫の影 21 狼少女ジェーン 20 上演2、3日目編 へ かぜのキャラクター紹介のページへ キャラのイラスト募集中 !! |
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新コンテンツ作成ごとに随時更新中 必要に応じて随時加筆 2012/02/21 新規サイトを仲間に追加 (^^) ついに作家デビュー !! 作家デビュー2作目 !! 最新のコンテンツ |